SSDとは?

SSDというものをご存じだろうか?BTOパソコンでのカスタマイズ画面でも機種によってはSSDを選ぶことのできるメーカーなどもあるので、目にしたことがある方も少なくないのではないかと思う。

SSDとは「Solid State Drive(ソリッドステイトドライブ)」の頭文字をとった略語である。さてこのSSDはどのような働きをするパーツなのだろうか?

SSDを簡単にいってしまえば、パソコンのパーツの中の記憶装置の役割をするものである。

パソコンの記憶装置というと、メモリーとHDD(ハードディスクドライブ)というパソコンのパーツの中でも非常に重要な二つを思い浮かべると思うが、このSSDはちょうどこのメモリーとHDDのいいとこどりみたいな感じのパーツである。

メモリーはパソコンのデータを一時的に記憶させてデーターのやり取りを高速化させる。けれども記憶させる容量も少なく、またパソコンの電源を切ってしまえば、そのデータも無くなってしまう。長期保存には向かない記憶装置である。

HDD(ハードディスクドライブ)は磁気的にデータをディスクに保存する。記憶容量も大きく、データを長期間保存するのに適している記憶装置である。しかし、HDDはデータの読み書きにすごく時間がかかる。

メモリーは電気的にデータを記憶させるのに対し、HDDは磁気的にデータを記憶させるので、このようなメリットデメリットが発生してくる。

ではSSDはどのような形でデータを記憶させるのだろうか?

結論からいうと、SSDはメモリーと同じように電気的にデータを記憶させておく装置である。「フラッシュメモリー」という言葉を聞いたことがないだろうか?このフラッシュメモリーは電気が通ってなくても長時間データを保存できるという特徴を持っている。

SSDの記憶にはこのフラッシュメモリーというものが使用されているのである。

このため、データの読み込みも早く、電気が通っていなくても長時間保存できるという至れり尽くせりの特徴を持つことができたのだ。

SSDにはまだまだメリットもあるが、デメリットも存在する。

次にSSDのメリットとデメリットについて考えてみたいと思う。


SSDのメリットとデメリット

SSDにはさまざまなメリットがある。しかし、現在(2010年11月)ではまだまだデメリットもあるようだ。

では、まずSSDのメリットの方から見ていこう。


SSDのメリット

1.ランダムアクセス時の読み込みが速い

HDDの場合、データの読み込みをするときには、データが記録されているディスク(プラッター)に読み書きをするヘッドがいちいち移動しなければならないが、SSDではこのような物理的な作業がないため、読み込みが速くなる。

2.消費する電力が低い

HDDではデータを書き込むときや、読み込むときには、ディスクを回転させ、また記録されているところまでヘッドが移動するという作業を行う。このような作業はモーターで動かしているので、電力を使う。

また、まったく回転していない時からディスクを動かすにはそれ以上に電力を使う。

私たちが自転車を乗るときに、まったく動いてない時から自転車を漕ぐのはかなり力を使うのと同じことである。

しかし、SSDにはHDDのように物理的にものを動かすという作業がないので、電力を消費する割合が格段に減る。

3.軽量である

HDDでは、読み書きするヘッドや記録されるプラッター、またそれらを動かすモーターなどがあるため、重くなってしまう。

しかし、SSDではそのような物理的なものがないので、軽量である。

4.耐震・耐衝撃性に強い

HDDではデータを読み書きをしているときに、ヘッドが回転しているプラッターの上で作業している。このため、HDDの読み書き中に振動があったりすると、プラッターに傷がついたりして、故障の原因になる恐れがある。

SSDではヘッドやプラッターなどの物理的なものがないため、耐震・耐衝撃性にも強い。

5.音も静かである

HDDはモーターやヘッド、それに回転するプラッターの音など、どうしても物理的なものが働いてしまうので、音がでやすい。

SSDにはそのような物理的に動くものがないので、静音性にも優れている。


以上がSSDのメリットである

では次にSSDのデメリットを挙げてみたいと思う。


SSDのデメリット

1.読み込みは速いが、書き込みはそれほどでもない。

このデメリットも技術開発によって、今後はかなり改善されるだろう。

2.HDDに比べ、容量が少ない。

現在(2010年11月)のSSDの主流というのは、64GB。HDDは1TBや2TBなんて容量のものもある。容量的にはまだまだHDDには追いつけない。

3.容量の単価がHDDに比べるとまだ高い。

2010年11月現在でマウスコンピューターのカスタマイズ画面でみると、40GBのインテル(R) X25-V/MLC(34nm版) を付けるとプラス9870円になる。そして同じ商品で標準500GB SerialATAII 7200rpm のHDDが付いていて、それを1.5TB SerialATAII 7200rpmにするとプラス6300円である。

SSDでは40GBで9800円。HDDでは1TB増やして6300円。現段階でのSSDの容量単価の高さは明白である。

4.書き込み回数に制限がある。

SSDはフラッシュメモリという部品を使っているのだが、このフラッシュメモリという部品の性質上、書き込みの回数には限度がある。

しかし、現在では、ウェアレべリングという技術や、SSDにHDDのようにキャッシュメモリを搭載したりしてかなり改善されている。

ウェアレべリングというのは、あまり詳しく書きすぎるとかなり専門的になってしまうので割愛するが、ようするに、一つのいくつか記憶をさせておく場所があって、その中の一つにばかり集中して記憶をさせてしまうと、そこの部分の寿命というのは早くきてしまう。

これはちょっと変な例えかもしれないが、班長は昔、靴屋さんで勤めていたので、ちょっと靴で置き換えてみたいと思う。

特にサラリーマンの方は毎日同じ革靴を履くと、どうしても寿命は短くなる。でも、いくつかの靴を履きまわしするとやはりそれぞれの靴の寿命というのは長くなる。

これと同じように、記憶させるための一つの部分ばかり酷使してると、その部分は確実に寿命は短くなる。

ウェアレべリングという技術は、一つの部分だけ集中させて記憶させるのではなく、SSDの中にいくつもある記憶させるところに均等に記憶させるという技術なのだ。

この技術によって、SSDの書き換え限度回数というのは通常の数百倍から数千倍になっているようだ。


このようなことが現段階でのSSDのデメリットになる。

どのデメリットも改善の方向に向かっている。

SSDはまだ発展途上のパーツであるので、今後どこまでデメリットの部分が改善されるのか楽しみである。

SSDの用途

現在、SSDというのはどのような用途があるのか。

班長が調査したところ、デスクトップパソコンでは、二台目のストレージに。それから小型のノートパソコンのストレージにという感じである。

まずディスクトップパソコンでは、SSDとHHDを搭載して、OSをSSDに保存して、起動を早くするというように使う方が現在では多いと思う。やはり通常のHDDのように、いろんなものを書き込んだりするよりは、現在のSSDのメリットである読み出しの早さを利用するというのがSSDの賢い使い方のようだ。

それから小型のノートパソコンのメインストレージとしても使われている。

SSDのメリットである、耐震性・耐衝撃性、それから軽量ということからノートパソコンにはかなり相性が良いパーツだといえる。

ただやはりまだ値段が高いというデメリットがあるので、通常のノートパソコンに搭載してしまうと、そのノートパソコンの値段が上がってしまうということから、小型のノートパソコンに搭載するというのが現在の流れのようだ。

まとめ

新世代のデータ保存用パーツであるSSD。今後すごい可能性を持っているパーツであることには間違いないと思う。

しかし、現段階ではまだまだ発展途上中というのが班長の見解である。

お金に余裕があるのなら全く問題ないが、もう少し様子をみてからというのが班長の考えである。

でも、デスクトップパソコンで、SSDを搭載させて、OSの起動に使ったらめちゃくちゃ早くてストレスをかなり軽減してくれるのだろうなぁと考えてしまう。

お金に余裕がある方はぜひ試して感想を聞かせてもらいたい。

なおSSD搭載のパソコン購入を検討されている方は、現在の最新型のOSであるWindows 7を選んだほうがいいと思う。

なぜなら、Windows 7であればSSDを効率よく使うことができる仕様になっているからである。



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